社内ブラックとは?永久ブラックと社内審査

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社内ブラックとは 社内ブラック

社内ブラックとは?

一般的に言われる社内ブラックというのは、クレジットカードや金融機関からお金を借りて返せず自己破産をしたり、任意整理など法的手続きを行った場合や、支払いの延滞で強制解約などになってしまった場合、そのクレジットカード会社や金融機関では社内の信用情報データとして、その記録が残ります。

具体的にどういった行為がクレジットカード会社での社内ブラックになるのかを簡単に説明します。

・自己破産や任意整理…これは100%ブラック情報となります。残債の支払いが法的に免責されてしまうため、カード会社は貸したお金を回収することができません。CICなどの指定信用情報期間に記録されるため、他のクレジットカードも作成しづらくなります。

・支払い延滞などでの強制解約…1度や2度の支払い遅延ですぐ支払っていれば、社内ブラックになることはありませんが、長期間の延滞や複数回、支払いが遅れる等の本人が認識できる支払い遅延が認められた場合、カード会社から強制解約されてしまうことがあります。この場合も、社内ブラックとして記録され、CICなどの指定信用情報機関にも記録されます。

・その他、カード会社の規約違反(=クレジットカード現金化)やその他諸々のトラブルが発生した場合も社内ブラックとして扱われることがありますので、注意が必要です。

社内ブラックはいつまで?いつになったら消える?

社内ブラックに関しては、指定信用情報期間のように何年という決まりがありません。またそれを規制する法律もないため、セゾンカードのように、半永久的にブラック情報を保持するところもあれば、AMEXや楽天カードのように属性が良くなれば、以前に金融事故を起こしていても、再度取得することが可能になるカードもあります。ただし、ほとんどの場合、事故を起こしたカード会社での作成は難しい場合が多いため、注意が必要です。

一般的にクレジットカードなどの審査は、指定信用情報機関を参照して審査することが多いのですが、CICやJICCなどの指定信用情報の事故情報は5年~7年(JBAは10年)で消えてしまいます。それは、明示されており、本人の開示請求でも確認することができます。しかし、クレジットカード各社が保有している社内ブラック情報というのは、消える期限が定められておらずブラックボックスとなっています。一生残るという会社や、20年経過したら作れたなど様々な報告ありますが、実際のところ不明で、各社の社内規定(非公開)によって定められていますし、それを制限する法律も無いのが現状です。

社内ブラックの一種:永久ブラック

社内ブラックのひとつに、永久ブラックというものがあります。これはセゾン系のカードでよくみられる状況で、一度社内ブラックになってしまうと、半永久的にその情報が消えず、何十年立って信用を回復した後でもカードが作れない状況を言います。これは以前はセゾンカードによくみられた状況ですが、昨今では、これが通常の業界ルールと言えます。セゾンカードでなくとも、過去に事故を起こした会社でクレジットカードは作れないと考えるのが正解です。そのため、金融事故後、クレジットカードを作成する場合は、事故を起こしたクレジットカード会社を避けて、申込みを行うのが定石といえます。

三井住友系カードは、グループ会社間でブラック情報を共有しない

三井住友系のように、グループ会社間では、信用情報をやり取りしないといった会社もあります。「三井住友VISAで事故を起こしてもプロミスで作れる。」や「プロミスで事故を起こしてもポケットカードが作れる」など、同系列で事故を起こしても、系列間でブラック情報などの個人情報をやり取りしないため作ることができます。

昨今ではクレジットカード会社の合併などで、社内ブラック情報が意図せず、拡散してしまうといった事態も問題になっています。「事故を起こす=その会社のクレジットカードは作れなくなる」というのを頭に留めておくのが無難です。

JCBカードで社内ブラックになると…

JCBは、クレジットカード会社の中でも大手で、多数の提携カードが存在します。そのため、JCBカードで社内ブラックになってしまうと、JCBのオリジナルカードはもちろん、JAL JCBカード、JAL ANAカード、ソラチカカード(To Me CARD のNICOSは三菱UFJニコス審査なので問題なし)、など多数の提携カードで、審査が通らない可能性があります。それは、そのほとんどの提携カードがJCBの信用保証を得て発行しているためです。

ただし、JCBが決済方法として使っており、信用保証を自社で行っている場合は、発行される可能性があります。楽天カード(JCB)などがそれにあたります。この場合、楽天カード自体が審査を担当するため、JCBの社内審査は行われません。

また、ウルトラCとして、地銀がキャッシュカードと一体型で発行しているJCBのクレジットカードは、審査が緩めと言われています。その場合は、給与振込口座などにその銀行を指定するなど、実績づくりが重要となってきます。それ以外にも普段遣いの銀行などのJCBクレジットカードは、保証会社だけでなく銀行口座での実績も審査に反映されることがあり、比較的可決しやすい傾向があるようです。(ただし、限度額は最初は低く発行される可能性があります。)

社内ブラックといっても人それぞれの部分がありますので、一度試してみてはいかがでしょうか?

銀行系のカードローンには要注意

銀行系のカードローンには、クレジットカード系の保証会社がついていることがありますので、その部分も注意が必要です。

例えば、三菱UFK銀行の「バンクイック」というカードローンには、アコムが保証会社として指定されています。このとき、アコムで社内ブラックになっていると、自然と「バンクイック」の審査にも通らないという状況が発生する可能性が高いです。

みずほ銀行カードローンにはオリコ、楽天銀行スーパーローンには楽天カードとセディナ、イオン銀行カードローンには、イオンクレジットサービスとオリックス・クレジットが指定保証会社となっているので、申し込む場合には、どこが保証会社になっているかを確認してから申し込むことで可決の確率が上がると考えられます。